ieプロジェクト 2000-2004

2000年の夏、一本の電話からそれははじまった。。。


ieプロジェクト01

住むことの究極の目的は、自分がなぜこの世に生きているのか、その理由を知ることにある。伝統社会に生きる人間なら自明にちがいないこの問いかけへの回答を、私たちの社会ではだれもおしえてくれないからだ。



事件の発端

オープンハウスってなんだ?

ドーナツの穴:家づくりの記録
(id=home pass=ieie)



プロジェクト 自由都市

敷地の四隅に柱を建て、敷地全体をテントで覆う

上下水道、電気、ガスなどのインフラ設置

竣工
ドーナツ完成 \(^o^)/

あとは好きなように自分の空間をつくってください!
建築家も住民のひとりとして自分の空間をつくります

さて、そのとき、、、、、
「敷地の四隅に柱を建て、敷地全体をテントで覆う」
という建築家の判断はいったいどう承認されるのか?

命題は、、、

ドーナツの穴が重要…しかし、
ドーナツの穴をつくるためにはドーナツが必要

「家族」を前提にしたプロセスからいかに遠ざかるか?

☆☆☆

プロジェクト前史 ダンボールドーム

しいられた共同体
個人は社会をささえる部品にすぎないのか?




<<魂の彷徨>>

私的民族建築学入門 1990

夢をつむぐ 1991

ボントックの家づくり 1994

海へかえる 1995

バジャウの家船 1997

ホームレスホーム訪問記 1998

草屋根の摩天楼 1999

ボルネオの熱帯雨林に暮らす 1999-2000



<<家づくりについての覚え書き>>

★住むことの最終目標  家づくりがめざすのは、いかに日々の生をゆたかに実感できるかを確認し、検証するための作業である。建築的な美しさや居心地のよさは、この最終目標のための手がかりにすぎない。

★デザインの意味  日常生活で意識されずにいる物や人との関係性について、それを顕在化させ、再考させてくれるのが家づくりの本質。

★完成しない家  家族が絶えることのないプロセスとして存在するように、家づくりにも完成はない。両者の関係には始点も終点もないのだということ。そう意識できる仕掛けをもつこと。

★地続きの家  日常生活とは異なる家づくりという時空間があるのではない。家づくりのプロジェクトとは、プロジェクトとしての日常生活にほかならない。




このページをつくっているのはこんな人です