2003年7月研究室の風景
 
 

事件の発端

2000年の夏、一本の電話から陳腐な、しかし、どうしようもなく厄介な事件に私たち家族は巻き込まれることになった。事件の名は「家さがし」、電話の主は当時借りていたマンションの部屋のオーナーだった。